健康のためにお野菜を食べようと思った時、たくさんの種類の野菜を目にしますよね。
では、日常よく目にすることがある野菜の定番「トマト」にはどのくらいの栄養があるのでしょうか。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われているほどトマトには栄養が豊富で、体にとってすばらしい効果をもたらせてくれる食べ物です。
具体的にどのような効果をもたらせてくれるのか、お伝えしようと思います。
抗酸化作用でシミを撃退
トマトの赤い色の成分である「リコピン」にはなんと美白効果があります。
これは肌を黒くしてしまう原因であるメラニンを作るチロシナーゼという酵素を抑える働きがあるためです。トマトには強い抗酸化作用があることから、強い紫外線などの自然環境からお肌を守ってくれるのです。
トマトのリコピンに含まれる抗酸化作用はビタミンＥの約100倍以上と言われています。そしてその抗酸化作用はトマトの完熟度が高ければ高いほど効果的です。
リコピンは体内で作ることのできない成分なので、定期的に継続して取り続けることが大事です。
悪玉コレステロールの酸化を防いで血液改善
トマトに含まれるリコピンの抗酸化作用はとても強力なので老化防止や血管を若返らせる働きがあります。
そのため、悪玉コレステロールの酸化を抑える効果があるのです。
βカロテンやビタミンＣにも抗酸化作用が豊富なことで知られていますが、それに比べてリコピンは血液中に長く存在することが出来るので、長い間持続して体に効果を与えることが出来ます。
そして驚くことにリコピンは善玉コレステロールを増やす効果もあるのです。
この善玉コレステロールは余分な油分を回収しきれいに掃除してくれる働きがあるので、リコピンが素晴らしいことがわかりますね。
ダイエットにも効果あり
2010年京都大学の教授らがトマトに脂肪燃焼効果を持つ脂肪酸の一種が含まれていることを発見しました。脂肪を燃焼させる遺伝子を活性化する働きがある成分で、トマトの脂肪燃焼効果が科学的に証明されました。
リコピンは血中の中性脂肪を減らす働きをするので、カロリー代謝を高め痩せやすい体へと変えてくれます。
そしてトマトには多くのビタミンや食物繊維が含まれているので、非常に健康的に美しくダイエットができるのです。
そしてこのトマトのダイエット効果を上げるためには、夜にトマトを食べるのがオススメです。
なぜなら成長ホルモンは午後10時から午前2時までの間に活性化され、代謝を上げていくからです。その代謝が上がることで脂肪を燃焼しますので、この時間に合わせてトマトのリコピンを体へ補充することでより効果的なダイエットにつながります。
トマトに含まれるリコピンの効果の多さには驚きですね。
リコピンは油に溶けるという性質を持っていますので、オリーブオイルなどと一緒に食べると効果的です。
またトマトはトマトジュースで飲むこともでき、比較的摂取しやすいお野菜ですので毎日形を変えて摂取することもできますね。
食品から取れない日はサプリメントで取り入れるのもいいでしょう。
自分に合った摂取しやすい方法で毎日続けてみませんか。
きっと健康と美容に多くの効果をもたらしてくれるでしょう。
