ニキビは思春期にできるもの、というイメージがあるかもしれませんが、大人になってからもニキビに悩まされる人は少なくありません。
思春期を過ぎてしまってからの「大人ニキビ」は、どのようなメカニズムでできてしまうのでしょうか?
<目次>
大人ニキビも思春期ニキビと基本的には同じ
大人ニキビも思春期ニキビも、毛穴の入り口が何らかの理由で詰まってしまうことが原因なので、根本的には違いはありません。皮脂分泌量が多い顔・胸元・背中などにできやすいという点も同じです。
大人ニキビの場合、毛穴詰まりは主にストレスや肌の乾燥が原因で起こることが多いです。
ストレスや過度の緊張、疲労、睡眠不足などにより自律神経が乱れると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。そうすると男性ホルモンも分泌が活発になってしまうので皮脂量が増えます。
また、肌が乾燥するとバリア機能が弱くなり毛穴が細くなってしまいます。毛穴が細いということはそれだけ毛穴詰まりが起こりやすくなってしまうと言うわけなのです。
毛穴詰まりが起こると、毛穴の中に皮脂が溜まっていき「白ニキビ」と呼ばれる症状が起こります。この白ニキビが悪化して、炎症を起こしてしまうと「赤ニキビ」や「黄ニキビ」となり、慢性化したり跡が残ってしまったりという可能性が高くなってしまいます。
大人ニキビには洗顔と保湿が肝心
大人ニキビ対策には、洗顔と保湿をしっかりと丁寧に行うことが大切です。
まず洗顔ですが、ぬるま湯で丁寧に洗いましょう。熱いお湯は皮脂を落としすぎてしまうのでNGです。
また、ゴシゴシこすり過ぎるとニキビに刺激を与えて悪化の原因になってしまうので、泡で優しく洗うようにしてください。
洗顔後は保湿成分がたっぷりと配合されている化粧水での保湿ケアも忘れずに!
また、油分の多いクリームも注意が必要です。ニキビができている場合は油分がアクネ菌のエサになり余計に悪化する場合もありますので、「セラミド」や「ヒアルロン酸」、「エラスチン」といった保湿成分が配合されている美容液がオススメです。
更に、大人ニキビ対策にオススメの成分が「ビタミンC」です。
ビタミンCには肌のターンオーバー(新陳代謝)を促す働きと強い殺菌効果があるのでニキビ対策に高い効果があるのです。
ビタミンC誘導体配合のスキンケア用品で「体の外側から」、食べ物やサプリメントで「体の内側から」、ダブルで取り入れるのがオススメです。