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さまざまなところで私たちの生活と密接に関わっている、
「酵母」とは?

自然界のあらゆるところに存在している酵母。ビール酵母やパン酵母など、酵母はさまざまなところで私たちの食生活と密接に関わっています。
しかも、酵母は食生活だけでなく美容でもそのパワーを発揮してくれます。
ではその「酵母」とは一体どういったものなのでしょうか?

さっそく見ていきましょう!

そもそも酵母とは一体どのようなもの?

酵母は食べ物に含まれる糖を、アルコールと炭酸ガスに分解しつつ成長します。これを発酵と言い、お酒や味噌・パンなどを作るときに利用しており、私たちは食品によって多くの種類の酵母を使い分けているのです。
そして、化粧品に使用されている酵母の種類は、現在200種類以上あると言われています。

では、そもそも酵母とは一体どのようなものなのでしょうか。酵母というのは、果実や花の蜜などあらゆるところに生息し、アミノ酸やビタミンなどお肌に大切な成分を多く含んでいる”直径約10ミクロンの微生物”が正体です。この酵母による発酵を利用し、美味しくて栄養価の高い、日本独特の食品が生み出されました。
「それなら酵母が含まれるビールを飲んだり、パンを食べれば酵母の栄養を摂取できるのでは…?」と思われるかもしれません。しかしパンやビールは、あくまでも酵母の働きによって作られた食べ物になるため、酵母そのものを摂取することにはならないのです。

酵母エキスとダイズ発酵エキスとは?

化粧品などに配合されている酵母エキスとは、酵母の成分を自己消化や酵素、熱水などの処理を行って抽出したエキスのことを言います。
酵母エキスは主成分として、アミノ酸や核酸関連物質、ミネラルやビタミン類を含んでいると言われています。
また多くの発酵食品に使われる大豆もエキスとして化粧品に使われています。
その名もダイズ発酵エキス(別名:納豆エキス)と言います。大豆を発酵させた後に抽出して精製されたダイズ発酵エキスは「植物性コラーゲン」とも呼ばれ、ハリや潤いのある肌へと導くアミノ酸、イソフラボン、多糖類やビタミン類などが多く含まれています。

そんなダイズ発酵エキスには、高い保湿力で有名なヒアルロン酸に匹敵するパワーがあると言われています。 お肌に「ハリや弾力、潤いを取り戻す事=エイジングケア」として、効果が期待されています。

なぜ酵母が化粧品に!?

酵母を使った化粧品が作られるキッカケは「酒造所で働く人たちやパン屋で働く人たちの手がなぜキレイなのか?」という疑問から生まれたと言われています。

それを調査した結果、酵母には肌に有用な成分がバランス良く含まれていることが分かりました。さらに発酵過程で生じるNMFという水分を保持する働きをする天然保湿因子は、人の皮膚にも存在するため、肌となじみやすいという特徴があります。

人の肌に自然となじむ、昔より利用されてきた酵母。肌をいたわりつつ有用な成分でエイジングケアをしたい!という方は、酵母エキスが配合されている化粧品で肌ケアをしてみてはいかがでしょうか。

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