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健康な体を手に入れるためには免疫力が何よりも大事!
その免疫力をアップするためには体温を上げる必要があるってご存知ですか?
今回は、体温と免疫力の関係について詳しく説明したいと思います。

どうして低体温だと免疫力が下がるの?

なぜ、体温が低いと免疫力が下がってしまうのでしょうか?

そもそも人間の体は、36度5分の体温で正常な働きができるような仕組みになっています。

血液の中には白血球があり、その白血球が血流に乗って体中を巡って体のあちこちの異物を排除することで体の健康を保っているのです。
しかし、体温が下がると血行が悪くなるので、体内に異物が侵入してきた場合もすぐに白血球が集まりにくくなってしまいます。白血球が集まらないと健康を損ないやすくなり、免疫力が下がってしまうという訳なのです。

また、体温が1度下がるとエネルギー代謝が12%も下がってしまうと言われています。
エネルギー代謝が下がると老廃物の排出がうまくいかなくなります。

他にも体温が下がることで免疫に関わる腸の働きが低下することや、ガン細胞は体温が35度の時に増殖しやすくなることもわかっています。つまり、低体温は免疫力の低下やその他理由で病気を引き起こす原因となってしまうことが考えられるのです。

日本人に低体温の人が増えた理由


約半世紀前の日本では、約36度5分~37度2分が平熱だったそうです。
それが現在では0.7度近くも下がっており、平熱が35度台と言う人も珍しくありません。
では、なぜ体温が低い人が増えてしまったのでしょうか?

それは、筋肉の低下によるものだと考えられています。
まず、昔と比べて現代は運動不足になりやすく、家事も手作業で行うことが減り、車での移動が増えて歩くことも少なくなっています。

また、季節を問わず快適な気温を維持できるようになり、夏は汗をかきにくかったり、冬は熱を生み出すために筋肉を発達させる必要がなかったりということも理由の一つに挙げられるでしょう。

様々な発展により生活が便利になったことで、人々の低体温化が進んでしまったのです。

体温アップのための健康法


体温を上げるためには筋肉を増やせばいいのですが、とは言っても筋トレなどハードな運動ではなくても大丈夫です。

加齢による筋肉の減少は年間約1%と言われているので、まずは今ある筋肉を減らさないようにしましょう。
そのためには1日30分のウォーキングが効果的です。

毎日続けることが肝心なので、電車を1駅前で降りて歩く、犬の散歩をするなど習慣化できる方法がオススメ。
30分続けて行わなくても、15分✕2でもOKです。

他にも
・シャワーだけで済まさずきちんと湯船につかる
・起床時と就寝前に白湯を飲む
・腹巻き、カイロ、湯たんぽなどを使って体を冷やさない工夫をする
と言った方法も、体温を上げるのには効果があります。

また、ストレスも体温を下げる一因なので、ストレスを緩和する成分「GABA(ギャバ)」が多く含まれる玄米、かぼちゃ、じゃがいも、トマトなどを食べるのもオススメです。

 

いかがでしたか?

体温を上げることは、免疫力アップ以外にもアンチエイジングや便秘解消、認知症の予防など様々な効果があると考えられています。
現在と未来の健康のため、体温アップを目指してくださいね!

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