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大根の葉にはとても多くの栄養素が含まれています。
つい捨ててしまいがちな大根の葉ですが色々な健康・美容効果が期待できますので、捨てて欲しくない食材です。
今回の記事では身近にある食材、大根の葉の入浴剤について説明していきます。

スーパーの大根はなぜ葉っぱが切られている?

スーパーで売っている大根には大根の葉が切られて売られていることが多いですよね。
色々な説がありますが、葉がついている状態だと栄養を葉に取られてしまい、大根そのものの味や栄養成分が落ちてしまうからだと言われています。

大根は本来、全て捨てることなく食べられる野菜で、栄養成分もとても優れています。
大根の葉にはビタミンC・ビタミンE・食物繊維・ミネラルが含まれていますので切られて売られていることは少しもったいないですね。
もし葉つきの大根を購入できた場合はチャーハン、パスタ、漬物、炒め物、どんな料理にも使えますので、ぜひお試しください。

大根の葉をお風呂に入れる効果は?

最近巷で体温を上げる健康法が注目されています。
大根の葉っぱを乾燥させたものを「干葉ひば」といい、干葉を湯船に浮かべてゆっくりつかると新陳代謝を高め体の芯から温まり、血行促進や冷え性に効果があります。
冷え性が改善できると冷えからくる肩こり、頭痛、関節痛などの色々な体調不良を改善してくれます。

大根の葉は美肌効果もあり、身近な美肌野菜のほうれん草に比べると、ビタミンCが約5.5カルシウムは約5.3も含まれています。シミやクマの改善に効果があるビタミンKもほうれん草より少しではありますが多く含まれています。

おばあちゃんたちは色々な知恵をしぼり、体を冷やさない方法や肌がきれいでいられる方法を考えてきました。
大根葉風呂はおばあちゃんたちが作り出した健康湯です。昔の方の知恵は本当に素晴らしいですね。

大根葉入浴剤の作り方

では大根の葉を使って入浴剤を作ってみましょう。

大根の葉を7日~10ほど日陰で水分がなくなるまで干せば完了です。
1本分の葉を小さく刻んで布袋やお茶パックに入れて湯船に入れます。
湯船に浮かべるだけではあまり効果が出ませんので、水から沸かしてエキスをしっかりとしみ出させてください。追い炊きができないお風呂は鍋ややかんで干葉を煎じた液を入れると効果的です。
とても簡単ではありますが、干す作業がめんどうな方や時間がない方は電子レンジを使って乾燥させても大丈夫です。加熱しすぎは発火の恐れがありますので必ず様子を見ながら加熱してください。

大根の葉だけをお風呂に入れると香りが草っぽくなりますので、みかんや柚子の皮を混ぜるとさわやかな香りになります。

葉付きの大根が売られていれば、入浴剤や料理に使用してみてくださいね。
葉を捨てしまわずに、おばあちゃんの知恵が作り出した手作りの健康湯を試して欲しいものです。

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