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自分の髪質に満足している人は案外少ないのではないでしょうか。
真っ直ぐでサラサラな髪に憧れる人や、ふんわりと軟らかいナチュラルなカールを理想としている人もいます。
髪だけに限らず、女性はどこか無い物ねだりのような感覚が働くのかもしれませんね。

そして髪質の最大の悩みと言えばくせ毛ではないでしょうか。
くせ毛は遺伝だけが原因とは限りません。自分のくせ毛のルーツを知ってダメージを改善していきましょう。

くせ毛の原因は5つ!

くせ毛には先天的なものと後天的なものがあります。
遺伝子が原因の先天的くせ毛の場合は、両親のどちらかがくせ毛の場合70%の確率でくせ毛になると言われています。

くせ毛の遺伝子は何代か前の祖先から引き継ぐ場合もあるので、家族で自分だけがくせ毛であったりその反対という可能性もありますね。

後天的なくせ毛の原因は4つあります。

■ホルモンバランスの影響

女性ホルモンのバランスが変化するためにくせ毛になってしまいます。
特に生理が始まる成長期や妊娠・出産のタイミング、加齢を感じ始める40代以降と、ホルモンバランスの変化がハッキリ現れる時期は髪にも変化を感じるかもしれませんね。

今までは真っ直ぐだった髪も、元々持っていたくせ毛遺伝子がホルモンの影響で目覚めてしまったり、血流の変化が関係しているとも考えられます。
また生活習慣やストレスが原因でもホルモンバランスは乱れてしまいますから、注意したいですね。

■髪の栄養不足

髪の栄養は血液によって運ばれ頭皮から髪に伝わります。
食生活の乱れやダイエットなどは身体のあちこちに影響が現れますが、髪は身体の末端部分となり一番最初に栄養が失われてしまいます。
栄養が十分でない髪は太さも均一に保てず、ハリやコシも失いそのままくせが付いてしまいます。

■汚れなど毛穴の詰まり

毛穴に汚れや添加物が詰まってしまうと、生えようとしている髪の成長を圧迫によって妨害してしまいます。
真っ直ぐに伸びられないままくせ毛となってしまうんですね。
皮脂や整髪料はキレイに洗い流す必要がありますが、洗い過ぎによって皮脂が過剰分泌してしまう可能性があります。
しっかり泡立てたシャンプーで優しく洗い上げるのがオススメです。

■成長による変化

幼少期の頃は真っ直ぐで軟らかい髪質だったのに、気付いたらすっかりくせ毛に変わっていたというケースもありますね。
髪は子どもの軟毛から成長するにつれ、メラニンが加わり大人の髪質へと変化していきます。
思春期の頃を境に変わり始めて行きますから、子どもの髪質はその頃までは判断しづらいと言えますね。

くせ毛にもタイプがある!タイプ別改善方法

くせ毛は髪のうねり方によって種類分けされています。
タイプ別に改善方法も異なりますから、自分のタイプに当てはまる方法でケアをしていきましょう。

■ナチュラルなうねりがパーマのような「波状毛」

日本人に最も多いくせ毛のタイプです。
緩めのパーマのようにも見えますが、湿度が上がると髪が膨らみまとまりづらくなります。
シャンプー時など濡らすと真っ直ぐになりますが、乾くと形状記憶のようにまた癖が現れてしまいます。
保湿効果の高いトリートメント剤を使い、髪に潤いを持たせると湿気に左右されずにヘアスタイルをキープしやすくなります。

■髪の毛自体のねじれの「捻転毛」

髪全体ではなく、1本1本がコイル状にねじれているのが捻転毛の特徴です。
髪全体から見ると真っ直ぐな直毛にも見えますが、パサつきやすく湿気などでうねりも現れていしまいます。
ロングヘアで髪に重みを持たせると真っ直ぐの状態がキープしやすくなります。

■表面に凹凸がある「連珠毛」

髪自体は真っ直ぐですが、太い部分と細い部分が混在しゴワゴワとした髪質に感じます。
細い部分から切れ毛になりやすくケアも慎重にしてあげたいですね。
女性ホルモンや栄養バランスの乱れから起こる後天的な原因が考えられますから、生活習慣を見直してみましょう。

■強い癖が個性的「縮毛」

くせ毛の中でもうねりが細かく髪が縮れているのが縮毛です。
日本人では少ない髪質と言えますね。
髪を軟らかくすると扱いやすくなりますから、シャンプーやトリートメント剤でケアしていきましょう。
真っ直ぐにするには縮毛矯正が必要なので、サロンでじっくり相談するのも良いですね。

シャンプーを見直そう

頭皮の環境を整えると血行が促進され髪の状態も良くなります。
髪と頭皮に優しいシャンプーを使うことで髪が元気になり、自然にハリが出てくることも。

くせ毛の方にオススメのシャンプーは刺激の少ないアミノ酸系です。

優しい洗浄力なので髪の毛や頭皮へのダメージも少なく、乾燥を防ぎしっとりと洗い上げてくれます。

髪を乾かすときはキューティクルの流れに沿って、髪の根元から毛先に向けてドライヤーをかけます
湿気で髪が広がるのが気になる場合は、洗い流さないトリートメントで髪の表面を保護しておくと湿度の影響を避けやすくなります。

 

くせ毛は鬱陶しいと思いがちですが、ヘアアレンジがしやすく微妙なニュアンスヘアーも楽しめます。
健康な髪を守り、自分だけのヘアアレンジを楽しみたいですね。

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