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うるおいに満ちた肌はやわらかくツヤがあり、女性の美しさを引き立てる最高の武器ですよね。
しかし、年を重ねるにつれて肌はカサカサと乾燥しやすくなり、メイクのノリが悪い日なども増えてしまいます。
「今まで乾燥肌に悩まされたなんてなかったのに!」という方も、乾燥が気になるようになってしまうことも。
困った乾燥肌の「改善のカギ」を握っているのは、肌にある「セラミド」という成分。
いつまでもうるおいのある肌をキープするために覚えておきたい、セラミドの担う働きについてお話しします。

「セラミド」その働きとは?

セラミドは、肌の表面にある角質層に存在する成分です。
角質層は表面を皮脂と呼ばれる油分で覆われており、その奥に「細胞間脂質」と呼ばれる部分があります。
細胞間脂質は、肌の表面の水分を逃がさないように抱え込む働きを担っています。つまり、肌は皮脂という油分のバリアと細胞間脂質という水分のバリアによって保護されているということになるのです。
そして、この細胞間脂質の主成分セラミドなのです。

セラミドには肌の水分を抱え込む働きがあるので、これが減少すると乾燥肌になりやすくなります。
また、肌のバリア機能が低下するため、肌荒れやかゆみなどの原因にも。
紫外線の影響も受けやすくなり、将来的にシミやくすみなどの発生にも繋がってしまう可能性もあります。

セラミドが減少する原因


セラミドが減ってしまう原因には、次の2つが挙げられます。

■年齢によるもの
セラミドの生産量は赤ちゃんの頃をピークに年々減少していく傾向にあります。
50代になると、セラミドの量は20代の頃の半分程度になってしまうのです。
年齢を重ねた肌が乾燥しやすくなるのは、セラミドの減少が原因なのです。

■肌に刺激を与えてしまうこと
ゴシゴシとこするように洗顔・クレンジングを行ったり、化粧水やクリームを刷り込んだりしている方は要注意!
角質層を傷つけてセラミドを奪い取ってしまう可能性があります。

うるおいをキープ! セラミド不足の肌にオススメのケア方法

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■洗顔・クレンジングは優しく!

セラミドをこれ以上減少させないために、洗顔やクレンジングはできる限り優しく行うようにしましょう。
洗顔料をたっぷりと泡立て、指先で肌を摩擦しないように心がけてください。クレンジングもクリームタイプなどを選び、メイクに優しくなじませて落としてくださいね。

■スキンケアは「ターンオーバーの正常化」がポイント!
セラミドは、肌のターンオーバー経緯の中で生成されます。つまり、ターンオーバーを正常に保てば、セラミドの生成を促すことにも繋がるのです。
日頃のスキンケアでは保湿によって肌にうるおいを十分与え、ターンオーバーを正常に保つように心がけましょう。
もちろん、不足しているセラミドを補ってくれる働きのあるアイテムを選ぶようにしてくださいね。

■食べ物からもセラミドを取り入れて!
スキンケアだけでなく、体の中からもセラミドの生成に働きかけることができます。
セラミドを多く含む食材には、コンニャク芋・米・乳製品・大豆などがあります。
また、トマトやにんじん、ほうれん草、ブルーベリーなどの色の濃い野菜や果物に含まれる「フィトケミカル」と呼ばれる成分セラミドの生成をサポートする働きを持っているので、積極的に摂るようにしましょう。

セラミドをキープするためには、丁寧なスキンケアとバランスのとれた食事を心がけることが大切です。
日頃から気をつけて、みずみずしい肌をいつまでも保ちましょう!

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