つわりは全ての妊婦さんが同じ症状ではないため、必ずこれがいい!という対処法は難しいもの。
今回の記事は「吐きつわり」の症状に悩む方が辛い症状を和らげる方法や、これだったら食べられるかもしれないといったオススメの食べ物を紹介していきますので、無理をせずにつわりの時期を乗り越えましょう。
<目次>
つわりの原因は?どんな症状?
つわりとは妊娠初期症状に起こる吐き気や怠さなどの症状を言います。
人によってつわりの症状には差があり、少し体調が優れない程度の方もいれば、食べ物を一切受け付けなくなる方もいます。
多くの妊婦さんが悩まされるつわりですが、つわりの原因ははっきりとわかっていません。
しかし、つわりとホルモンのバランスは関係しているという説もあり、妊娠によってホルモンが急激に増えると、その急激な変化に身体がついていけなくなることで吐き気などの症状が起こるのではないかと言われています。
つわりの症状は吐き気や怠さの他にも、においに敏感になる「においつわり」やとにかく眠くて仕方がない「眠りつわり」、食べていないと気持ちが悪くなる「食べつわり」などがあります。
人によってつわりの症状は違いますが、どんなつわりの種類でも妊婦さんにしかわからない辛い症状です。
つわりの時期としては妊娠6週目から12週ほどが一般的な時期とされています。
ただし、妊婦さんの中には出産直前までつわりがある方もいますので、少しでも症状を和らげられる対処法を見つけて辛い時期を乗り越えていきましょう。
辛いつわりの対処法は?
つわりには種類がありますが、一番多いのが「吐きつわり」と言われており、体力を消耗するつわりです。
つわりはお腹の中で赤ちゃんが成長している証ですから、なんとか対処法を見つけて乗り越えなければなりませんよね。
一番の対処法は「無理をしない」ことです。
辛い時は体を休めることが大切です。無理をせずに横になりましょう。
その他の対処法をご紹介しますので、試してみてくださいね。
■嫌なニオイには近づかない
吐きつわりの方はニオイすら受け付けないことが多いので、スーパーの鮮魚売場やご飯の炊けるニオイで吐き気がする場合があります。
外出する際にはマスクをつけ、できるだけ嫌なニオイには近づかないようにしましょう。
■体を冷やさない
冷えにより血流が悪くなることでホルモンバランスが崩れ、つわりが酷くなる場合があります。
服を脱がなくてもいい足湯などで体を温めるのが簡単でオススメです。
■ゆったりとした服を着る
食べても吐いてしまったり、食欲がなかったりする時はできるだけゆったりとした服を着て、胃を締め付けないようにすることが大切です。
ガードルやベルトなどのお腹を締め付けるものは身に着けないようにしましょう。
■食べれるものだけを食べる
お腹の赤ちゃんのことを考えるとつわり中でも栄養のある食事を取らなければと思ってしまいがちですが、自分が食べたいと思うものを食べたい時に食べてください。
のどごしのよい食べ物や、好きな果物を少しづつ食べるようにしましょう。
つわりの時食べやすいのはどんな物?
必ず食べられるものではないかもしれませんが、比較的食べやすい食べ物をご紹介します。
■トマト
冷やしトマトはつわり中で何も食べられない方でも「トマトだけは食べられた」という声が多いです。
トマトの酸味が食べやすく、そのまま食べても少し塩をかけても美味しく食べられます。
■スイカ
スイカは水分が多くほんのり甘いのでつわり中でも食べやすく、吐きつわりで脱水症状になりやすい妊婦さんにオススメです。
■素麺
細く柔らかい冷たい素麺はつわり中でも比較的のどを通ります。
胃もたれもしないのでつわり中の定番です。
■アイス
バニラアイスは口に残る感じがすると食べない方もいますが、シャーベットのようなさっぱりしたアイスはムカムカしている胃をスッキリさせてくれることもあります。
■梅干
つわり中はすっぱいものが食べたくなる傾向があります。
梅干は手軽に食べられて美容にも健康にもいいのでオススメですが、塩分が高いので食べすぎには注意してください。
■飴やガム
口の中がスッキリしないときは飴やガムを食べるとスッキリします。
甘い飴よりもサッパリしている果物の飴やキシリトールのガムなどがオススメです。
つわりは、病気ではないとわかっていても辛くて精神的にも参ってしまうことがあります。
仕事を持つ妊婦さんでつわりが酷い方はきちんと職場にもつわりの症状を伝えることが大事です。
体調が悪い状態では仕事も順調に進みませんから、お休みをいただけるようであれば思い切って休みましょう。
完全につわりの症状をなくすことはできませんが、かわいい赤ちゃんのためにも、つわりの対処法や食べやすい食事を参考にして辛いつわりを乗り越えていきましょう。