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ここ15年間でインターネットの普及やスマートフォンの登場などで世の中はとても便利になりました。テレビも技術革新によって薄型になり場所もとらず、蛍光灯も省電力のLEDが登場し環境への負担は大きく減少しました。
しかし、最近この便利な機器が発するブルーライトが美容や健康に影響があるのではないかということで研究されています。
今回はこのブルーライトと美容との関係についてお話します。

ブルーライトってなに?

ブルーライトは可視光線の中で一番紫外線に近い波長を持っています。人が色を認識する際、光の波長によって識別しています。この目に見える波長の範囲を「可視光線」といい、紫色〜赤色までの色を識別しているのです。
逆に私たちに見えない波長としてはレントゲンなどのX線や紫外線、赤外線、電波などがあります。
ちなみに、紫外線は紫色の外の波長なので「紫外線」、赤外線は赤色の外の波長なので「赤外線」と呼ばれています。ブルーライト(波長380nm〜500nm)はこの紫色や青色の事を言います。このブルーライトは美容の天敵「紫外線」に近い波長を持っていることから、私たち現代人が長時間ディスプレイを見た場合の研究が進められています。
※紫外線の波長(UV-A波長315nm〜380nm)(UV-B波長280nm〜315nm)

ブラウン管テレビの約4倍

液晶テレビのブルーライトの量はディスプレイによって違いますが、ブラウン管のテレビと比べると、4倍もの違いがあるそうです。薄型のテレビは場所もとらず、省エネ設計ですがブルーライトの量は増えているのです。

放出量で一番多いのは現代人の必須アイテム、スマートフォンです。スマートフォンの使用時間が多い人では一日10時間以上も使用しているようです
予防としてはブルーライト対策用のフィルムを貼る方法や、最近では対策用の眼鏡もあります。まずはディスプレイの明るさや青色の彩度を下げることで、ある程度効果が期待できるようですので試してみてはいかがでしょうか。

スマートフォンはとても便利で、布団の中で寝ながら見ることができるなど、長時間使用している人も多いと思います。しかし目の疲労は確実に蓄積されますし、見ることに集中すると瞬きが少なくなりドライアイの原因にもなります。ブルーライト自体も高エネルギーの可視光線であるのは事実ですので、眼精疲労の原因となりますし、睡眠不足などで肌が荒れたりと間接的に影響が及ぶことが考えられます。
どちらにしても長時間見ている事で目のまわりの筋肉が衰えシワなどの原因にもなるでしょう。美容、健康の為にも少しでも対策をしておくと良いのではないでしょうか。

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